赤ちゃんが生まれる前のパパの気持ちを表現したハートウォーミングな絵本「きょうりゅうがすわっていた」
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子どもの風邪がうつって鼻水ダラダラのイチです、こんにちは。
今日は我が家のたくさんの絵本の中から、子どもが一番気に入っている絵本「きょうりゅうがすわっていた」を紹介します。
女の子なので、「恐竜の話はハマらないかなー?」と少し心配だったけど、
うちの娘にはなぜか“どストライク”(笑)
もちろんぼくも大好きなので、我が家では読み聞かせ回数ナンバー1の絵本です。
あらすじ
きみが生まれる少し前、パパはひとりでマンションにいました。すると、窓から大きな恐竜が頭をつっこんできて、パパのサラダを食べていきました。それからパパは毎日キャベツ30個を恐竜に食べさせました。やがてクリスマスの日に、恐竜のお腹の下で卵が孵って、赤ちゃんが生まれました。そして恐竜はパパを背中に乗せて、ちょうどきみが生まれたばかりの病院につれていってくれたのです。
マンションの一室で生まれてくる子どもを待つパパのところに突然現れた恐竜。
実はその恐竜もお腹で卵を温めていて…。
パパはそうとは知らず、キャベツをあげたり恐竜のお世話をします。
ぼく的にはその姿がなんだか妻を支える夫のようほっこり。
恐竜の誕生と、子どもの誕生。
初めて親になる恐竜と、パパ。
大きな恐竜も小さな人間も、親が子どもを思う気持ちは同じくらい大きくて温かい。
そんなことを感じさせてくれる心暖まるストーリーです。
イラストも素敵
この絵本、イラストもホント素敵なんですよ。
原画はベニヤ板のようなものに描かれているのか、ところどころ木目のような筋が入っているんだけど、これがまたレトロで独特の風合いを醸し出しています。
ちょっとシュールだけどやさしい味わいのイラストは眺めてるだけでも穏やかな気持ちになれます。
パパに読み聞かせて欲しい一冊
生まれてくる子どもを待つ期待と緊張感。
そして子どもが生まれた瞬間のホッとしたキモチ。
初めてパパになる時のそんな複雑な心境が表現されいます。
ウチでは子どもを膝の上に乗せてこの絵本を読んで、
「〇〇(子どもの名前)が生まれてきたときはこうだったんだよー。」
とか
「みんな〇〇が生まれてくるのをずっと待ってたんだよー。」
とかよく話しをするんだけど、そんなきっかけを与えてくれるのもこの絵本の良さ。
子どもはあっけらかんに「恐竜のウンチ大きいー!」とか言ってるけど(笑)
でも、いつかそんな親の想いにこの本を読み返して気が付いてくれたら嬉しいなと父は思うのでした。
そして、新米パパになったばかりの初々しい気持ちを蘇らせてくれるこの絵本はぼくにとっても宝物です。