パパ部

今日はどんな遊びをしようか。

【外構、雑木の庭、ガーデニング】ぼくが庭づくりで参考にするおすすめの本・書籍4選!

スポンサーリンク


3年前に新築した我が家ですが、家を建てた際に最低限の外構は依頼したものの、庭の部分に関してはほぼ手を付けず土のまま残していました。

植栽などを業者に依頼するほど予算に余裕がなかったということもあるんですが、当時は庭にまったく興味がなかったので、暮らしながら自分たちでぼちぼち作り上げていけばいいかな程度に考えていたのが一番の理由。

ところが昨年庭にシンボルツリーのヤマボウシを植えたのをきっかけに、ハマり症のワタクシの心は一気に燃え上がり、庭造りに目覚めてしまいました。

とは言え、最初は庭造りに関する知識なんてほぼゼロだったので、正直何からはじめたらいいかもわからなかったし、そもそも自分がどんな庭が好みなのかすらよくわかっていない状態。

それからは毎日のように外構、庭造り関係の本を読み漁っていったのですが、この手の本ってなかなか参考になるものが見つからないんですよね。

ぼくの探し方が悪かったのかもしれませんが、花や樹木の育て方的な本はたくさんあるのですが、外構、というか家づくりの目線から庭について書かれた本がなかなか見つかりませんでした。

そんな中、いろいろリサーチを続けた結果、ぼくにとって庭造りのバイブルと言える本にもようやく何冊か出会うことができ、今ではだいぶ自分の思い描く理想の庭のイメージも固まってきつつあります。

そんなわけで今日はぼくがこれまで購入した庭造りの関係の書籍の中から、これはおすすめ!という4冊の本を紹介してみたいと思います。

ぼくは雑木の庭のテイストが好きなので、そっち系が好きな人にはかなり好みが合うのではないかと思います。

オススメ度を5つ星で評価してみましたのでそちらも参考にしてみてくださいね。

それではどうぞー。


外構、庭造りのおすすめ本・書籍4冊!

萩野寿也の「美しい住まいの緑」85のレシピ ★★★★★+★


庭造りをする人だけじゃなく、これから家を建てる全ての人に読んでもらいたいのがこちら。

今回紹介する中でも一押しの1冊です。

掲載されている写真も綺麗で、美しい建築と調和した庭を見る度に「はぁ~」とため息が漏れます。

造園家・荻野寿也の庭・植栽・外構のすべて。こんな「緑の本」みたことない。
伊礼智、前田圭介、横内敏人ら建築家から工務店ハウスメーカー、ホテルや旅館に至るまで幅広い層から依頼が絶えない人気造園家・荻野寿也の庭づくりを、多彩な写真や図面とともに解説します。50以上の住宅実例に加え、樹木のお手入れ方法や140種の特性をまとめた植物図鑑も収録。

■目次
・第1章 美しい佇まいをつくる緑の作法
・第2章 緑を楽しむ住まいのプラン
・第3章 庭で過ごすアウトドアリビング
・第4章 庭をしつらえる演出とディテール
・第5章 庭づくりとお手入れ・メンテナンス
・巻末 美しい住まいの植物図鑑140

引用元:荻野寿也の「美しい住まいの緑」85のレシピ |雑誌・書籍|X-Knowledge(エクスナレッジ)

庭造りってともすれば建物を建てて余った予算でやるものと捉えられがちだけど、この本を読むと家の設計段階から庭のプランについても考えておくことの重要さがよくわかります。

実際ぼく自身、この本を読むまでは自分の家に関して何一つ不満がなかったのにこの本を読んで「これ、家を建てる前に知ってれば…」と感じた点もチラホラ。


特に、庭の照明計画まで考慮して家を設計する話や、庭をウッドデッキをアウトドアリビングとして活用するための方法などは、本当に目から鱗でした。

2千円オーバーの本なので購入時はちょっと躊躇したけど、超一流の造園家のノウハウが惜しげもなく全部で85個も掲載されていているので、よく考えれば本当に安いものだと思います。

ブログでこの本を紹介したために、素敵なお庭の家が増えて、相対的に我が家が残念なことにならないかが心配になる…(笑)

というのは冗談だけどそれくらい本当におすすめの一冊。

というわけで評価は星5つにもう一つおまけで1個あげたいくらい。

雑木ガーデンのやさしい時間 樹木&下草ガイド付き ★★★★☆


こちらはぼくが雑木の庭造りにハマるきっかけになった1冊。

それまでは漠然とこんな庭にしたいというのは自分の中にあったのですが、それが何かと言われるとうまく言い表す言葉がわかりませんでした。

でもこの本を読んで読んで「自分が目指してたのは雑木の庭だったんだ!」と確信しました。

緑あふれる雑木の庭の実例がたくさん紹介されているので庭づくりのイメージがどんどん膨らみまくり。

樹木の組み合わせ方なども非常に参考になります。

おまけで取り外し可能な「樹木&下草ガイド」なるものが付いてますが、こちらはもう少し植物の種類を増やして欲しかったな。そこだけちょっと残念だったので評価は星4つ!

ちなみにこの本を読むまでゾウキをザツモクと呼んでいたのはここだけの話(汗)

ポールスミザーの自然流庭づくり ★★★★★


これも超おすすめの1冊。

内容紹介
自然のままが一番いいね!
日本の植物が大好きで、日本の風土をこよなく愛し、日本で活動するイギリス人の造園家ポール・スミザーが、日本の植物や原種系の宿根草を主体につくる「手間のかからない庭」の実例と用途別「花図鑑」、「ポール流園芸テクニック」を一挙紹介。

<パート1 庭づくり実例集>
1.狭くても広く見える庭
2.さわやかな風の通る庭
3.芳醇な香りが漂う庭
4.犬と人がたわむれる庭
5.光がふりそそぐ天空の庭
6.水田を見下ろす南欧風の庭
7.里山の風景が楽しめる庭
<パート2 「花図鑑」>
1.日向を好む多年草
2.日陰を好む多年草
3.球根
4.高木と低木
5.つる植物
6.水辺の植物
7.スーパーサブ植物
<パート3 四季の庭仕事 エッセイ>
1.私のつくったナチュラルガーデン
2.私がイギリスで学んだこと
3.八ヶ岳ナチュラルガーデンにかける夢
4.私の育った森のこと

引用元:ポール・スミザーの自然流庭づくり | P. スミザー |本 | 通販 | Amazon

ガーデニングって華やかな色とりどりの花を植えるイメージがあったのですが、そういった花の多くは1年草なので美しさを維持しようとすると管理も大変。

日本の風土にあった多年草宿根草を庭造りに取り入れることで管理の手間もかからないし、風景に溶け込んだ自然でナチュラルな庭造りができるという発想が斬新ですごく勉強になります。

イギリス人のポールスミザーさん方だからこそ、日本人が見向きもしないその辺に自生しているような草木の魅力を引き出した庭づくりができるのかな、と自分も参考にさせてもらっています。

本の構成としてはおおまかに、
・著者のこれまでの施工例
・著者がよく使う植物図鑑
・著者の植栽日記

の3部構成なのですが、特にすばらしいのが2つ目の植物図鑑。

「日向を好む多年草」「日陰を好む多年草」「球根」「高木と低木」「つる植物」「水辺の植物」「スーパーサブ植物」とカテゴライズされており、写真付きで丁寧に解説されています。

園芸店などで植栽を選ぶときなどは、この植物図鑑が非常に参考になるので、必ずこの本を持っていくようにしています。

これからの雑木の庭 庭空間を改善して快適に ★★★★★


こちらは最近買ったばかりの1冊でまだ十分読めてないのですが、ざっと読んだだけでも、すごく参考になる箇所がたくさんあったので星5つあげちゃいますw

主婦の友社の家づくり関連の本はたくさん買ってるのですが、どれも内容が濃くてオススメのものが多いです。

こちらの一冊も他の本同様すごく内容が濃い感じ。

設計図も含めた雑木の庭の実例、暮らしている人の感想、維持管理方法、植栽図鑑など、雑木の庭作りに参考になる情報が満載です。

おわりに

こんな感じ。

家づくりと庭づくり、どちらが欠けても本当に満足するマイホームはできないと思います。

今回紹介した本は本当に自信を持っておすすめできるものばかりなので、これから庭づくりをする人はもちろん、庭づくりはまだ先だけどマイホームを検討中って人にも是非読んでみてくださいね。

家づくりのおすすめ本についても書いています。こちらもあわせてどうぞー。

papa-bu.hatenablog.com